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2022年06月23日

沖縄全戦没者追悼式 平和宣言


玉城デニー知事の平和宣言。
ウチナーグチの語りに思わず涙。。。



~平和宣言より~

「命(ぬち)どぅ宝」んでぃ言(いゅ)る格言(いくとぅば)や、私達(わったー)御先祖(うやぐゎんす)ぬ遺(ぬ)くちくぃみそーちゃる何事(ぬーぐとぅ)にん勝(まさい)る黄金(くがに)言葉(くとぅば)やいびーん。

 くぬ命宝(ぬちだから)やる格言や、何時(いつぃ)ぬ時代(でー)までぃん継(つぃ)なじいちゃびらな。

 誰一人(たーちゅい)やてぃん命奪(ぼー)らってぃんならん、あんし奪いんさんぐとぅ御万人(うまんちゅ)が心穏(なだやし)くそーてぃ暮らさりーる安寧(くくるやっさ)る世(ゆ)ぬ中んかいなさびらな。

 子共達(わらびんちゃー)ぬ瞳(みー)が輝(ふぃちゃ)いかんてぃ、全(まじり)ぬ方々(ぐにんじゅ)が幸(しぇーえー)やんでぃいゅる実感(うむい)ぬないる希望(ぬじゅみ)ぬ満っち溢(あん)でぃーる社会(ゆぬなか)なしみてぃ今世(なまぬゆー)から未来(あとぅぬゆー)までぃん築(つぃみかさび)てぃいちゃびらな。

 
Your lives matter

 It is life, itself, that matters more than any treasure

 Nobody has the right to take another life

 Nobody should be left behind or have to live with fear

 We will pass our faith of “Nuchi-du-takara”(命どぅ宝) on to the succeeding generations

 So that we can create a society where our children’s eyes brightly with hopes, and all people are able to live in peace

 Let’s work together to hand down our compassionate society that embodies the spirit of the Okinawan People

 Let’s continue building a bright future for our children and grandchildren!



 ※方言及び英語の訳

 命どぅ宝 命こそ宝をいつの時代でも語り継ぐこと。

 誰かの命が奪われず、命を奪うこともせず、人々が心穏やかに暮らせる安寧な世の中にすること。

 子ども達が瞳を輝かせて、全ての人々が、幸せだと実感できる希望に満ち溢(あふ)れた社会を今から未来へ築いていこう。


沖縄全戦没者追悼式 平和宣言




Posted by 普天間かおり at 12:58│Comments(6)
この記事へのコメント
普天間かおりさん 下記の沖縄地上戦に関する内地から視た感想の投稿を、予告も無くお許し下さい。


沖縄戦で戦死した海軍兵の遺族です、21歳でした。

その伯父が妹たち5人に「沖縄を救いに行く」と言い残して地元国鉄駅から出征した。

大学を繰り上げ卒業同時に、海軍に入隊も沖縄行きも祖父に無断で在ったのを末妹の亡き母が言い残した、「優しい兄さんだった」との事。


そして、終戦2カ月前に伯父が爆死した。伯父の形見の品は何も在りませんが、基地の宿舎から出撃前に実家宛に携帯すべきだった日本刀が送られて来た。

それは軍刀ではなくて、家の日本刀でした。この日本刀を研ぎに回して居間に置いています。

ずしりと重く銀色に光る刀身を手にすると、身を捨て仁を尽くし出撃した伯父の魂と想えて愛おしくて堪りません。伯父は我が家の英雄です、立派な男でした。



その英雄たちが糸満市平和祈念公園の石碑に等しく刻名され慰霊されているのか判りませんが(自分が探したら在りませんでした、沖縄水上特攻戦艦大和隊員も同様とのこと)、命を懸けて仁を尽くした若者もいたことを沖縄はどうかお忘れない様にお願いします。


なお、昨日まで平和祈念公園内外を、那覇陸自駐屯地とキャンプシュワブ辺野古海兵隊基地の有志らが清掃洗浄を終えています、毎年のことです。軍人も先人を追悼する精神と伝統が人一倍在ります。

今日の慰霊祭を中継のNHK・TVでも両軍の将校らが正装で参列していたはずですが、今年も映りません。明日の琉球新報と沖縄タイムスの朝刊にも軍人の参列写真が間違いなく載ることがないと想っています。


少し、毎年この季節になると寂しい気持ちがします。
Posted by 坂田 at 2022年06月23日 14:44
ことしの「平和の詩」沖縄市立山内小学校2年徳元穂菜さんの詩の一部より
せんそうのはんたいはなに?
へいわ?
私も祈る 100年も200年も平和が続くこと。
Posted by doragonnpurado at 2022年06月23日 18:26
うちなーぐちがわからなくとも、画面から音声からその思いが伝わるのかぐっときました。
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」
ユネスコ憲章も心に刻もうと思う。
Posted by ユーコ at 2022年06月23日 18:47
ウクライナの戦争をテレビで見て恐ろしいと思ったという人が多いけれど、死体が映らないように処理されているので、本当の悲惨さ、残忍さは伝わってきません。
テレビを見て恐怖心を抱かないようにするためです。

沖縄戦を証言する人の話では、道路に横たわって 膨れ上がってウジ虫のわいた死体を踏んで、南部に逃げたそうです。
避難した壕(ガマ)の中でも、青酸カリを飲ませて負傷した人を死なせ、放置、そして自決を強制されて死んだ婦女子、子供の泣き声がうるさいと兵士に言われて、自分の子供を殺す。これが戦争の実相だと思います。
Posted by 芭蕉布 at 2022年06月23日 19:55
 先週の "Radio de Show" で、かおりさんの大オバア様も毎年、摩文仁の丘に慰霊の日にご参拝と語られたように、沖縄戦では県民の4人に1人が犠牲になり、どの家族にも確実に平和の礎にご記名の祀られてる方がおられますね。今年も、追悼式は招待制なものの、ご参拝のウチナーンチュのご遺族をニュースで拝見しました。その建立以前に、全国の自治体・外国人ふくむ各団体の慰霊碑が集中してます。私の父方では、沖縄ではないですが日中戦争で早く父の長兄が戦死してます。母方は女子のみでいないですが、私が知らない親戚にはもっと戦死者はいると思います。終戦時に満17歳だった亡父は辛うじて出征を免れましたが、亡母ふくめ戦争の話は耳タコで子どもの頃に聞かされた昭和戦後世代です。孫もいないし影響力もないので、かおりさんの反戦平和を伝え継ぐご決意に期待してます。

 玉城デニー県知事の平和宣言のウチナーグチの部分は、僅かに知る単語があるだけで全然分からず、これが中高年の県民も分かりにくい本来の言葉か!と思いました。NHKも事前に原稿は貰ってるだろうから、標準語でも全部出す翻訳の字幕を出せばいいのにと思ってたら、30分たらずでかおりさんから原文と日英文のご提供を受けて、少しは勉強中の私はじめ大変助かります。デニー知事のこの心ばえが先日の失敗につながり批判されて陳謝しましたが、彼への県民の人気がうかがえる平和宣言でした。
Posted by やまぼうし at 2022年06月23日 20:44
重みのある心を感じることば。
たくさんの人に届いて欲しいです。私も心にしっかりと。
Posted by ゆめ at 2022年06月23日 22:03
 
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